かぼちゃ屋かぼちゃや
別題: 唐茄子屋、みかん屋
与太郎が伯父に言われてかぼちゃ売りをする噺。値の付け方の意味を取り違え、同じ失敗を繰り返す。
あらすじ
二十歳を過ぎても定職につかず遊び暮らしていた与太郎に、伯父がかぼちゃ売りの仕事を持ちかける。仕入れ値は、大きい玉が十三銭、小さい玉が十二銭であり、伯父からは売り方について「上を見ろ」とだけ教えられる。
長屋の路地に行くと、親切な人たちが面白がって次々に買ってくれる。与太郎は言われた言葉どおり、顔を上に向けたまま仕入れ値と同じ値段で売り続け、あっという間に売り切ってしまう。
帰って代金を渡すと、元値のままで利益が出ていないことを伯父に指摘される。「上を見ろ」とは値を吊り上げることだったと知らされ、もう一度同じ場所へ売りに出るよう言われる。
与太郎はふたたび同じ路地へ売りに出るが、先ほど買ってくれた客に呆れられてしまう。歳を尋ねられた与太郎は、実際よりもずっと多く答え、値段のときと同じ理屈を持ち出して押し通そうとする。
客に歳を聞かれた与太郎は、実際よりずっと多く答えたうえで「掛け値をしなくちゃ女房子が養えない」と返す。
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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『古典・新作 落語事典』瀧口雅仁、丸善出版、2016年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

