落語の演目

牛かけうしかけ

滑稽噺上方落語が原話上方

旅の二人が人の悪い村人にだまされ、牛や娘に振り回される上方の道中噺。

あらすじ

喜六と清八の二人が旅に出て、ある村へ迷い込みました。この村は人の悪い者ばかりで、もうすぐ夜が明けると言われて信じ込み、夜中に道中を続けることになります。

途中で会った近在の百姓が気の毒がって、牛の背に乗せてくれました。ところがくしゃみをしたので牛が驚いて走り出し、二人は振り落とされます。

そこへ思い詰めた娘が現れ、男に逃げられた腹いせだと言って、出刃包丁で喜六に無理心中を迫りました。逃げ回ったあげく切られて気を失います。

ところがこの包丁は作り物で、事故が起きないように親が娘に持たせたものでした。心中を迫られた者やこの包丁を手に入れた者が親元へ持って行くと、礼に酒をもらえると分かります。

安心した二人が言い合います。「つまりこの包丁は、酒屋の切手みたいなもんや」「なるほど、それで酒御入用の節はキレモノ持参としてあるのや」。

成立と背景

上方の噺で、詳しくは「南海道牛かけ」といい、「紀州飛脚」とともに南の旅の一連の噺に数えられます。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 増補 落語事典東大落語会 編青蛙房1979年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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