搗屋無間つきやむげん
米屋で働く男が花魁に恋をして通いつめ、金が尽きたのち古い言い伝えの鐘の代わりに商売道具の杵で一攫千金を狙う噺。
あらすじ
搗米屋で働く男が病に伏せ、親方に頼まれた幇間が事情を尋ねると、絵草子屋で見かけた花魁の錦絵に恋をしてしまったのだと打ち明ける。貯めてきた金を持ち、身分を偽って裕福な客のふりをし、花魁のもとを訪ねることになった。
念願の対面を果たした男が本当のことを話すと、花魁はその真心に心を打たれ、以後は自分から金を出すので会いに来てほしいと言う。ところが花魁に決まった男ができたと知れると客が離れ、次第に金に困るようになり、二人は会えなくなってしまった。
男は、その昔、ある鐘を打つと生きている間に金持ちになれるが、死んだ後に罰が下ると伝えられている鐘を、遊女が打ったところ大金を得たという話を思い出す。同じような験を担ぎ、商売で使う杵で打ってみることにすると、地面の中から金が出てきた。ただしその額は、言い伝えで聞いていたはずの金額より少なかった。
金が目減りしていた理由を考えた男は、道具のせいで一定の割合が搗き減りしたのだと気づく。
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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『古典・新作 落語事典』瀧口雅仁、丸善出版、2016年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

