落語の演目

万歳の遊びまんざいのあそび

滑稽噺廓噺戦時中の禁演落語春の噺見立て吉原

正月に江戸で稼いだ万歳の二人組が、別れを惜しんで旦那と供に見立てて吉原へ繰り出し、正体が知れそうになる滑稽噺。

あらすじ

正月になると江戸の町を流して歩いた万歳は、遠く離れた土地から出てきた太夫と才蔵が江戸でその年ごとに一組になり、およそ一か月ほど一緒に稼いでまわったのちに、それぞれの故郷へと帰っていく仕来りになっていた。

ある年、別れを惜しんだ組の二人は、太夫が裕福な旦那、才蔵がその供という体裁を整えて、名残に吉原へ遊びに出かけることにする。ところが慣れない座敷の場でも、つい日頃の万歳の口調や仕草が出てしまい、正体を見破られそうになる。

面白い人だから芸人ではと聞かれた太夫が「落語家なんぞじゃ、なかなかねえ」ととぼけ、幇間かと重ねて問われると「おらあっづみだ」と鼓にかけて答える。

この演目を調べる・聴く

落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 古典・新作 落語事典瀧口雅仁丸善出版2016年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

← 落語の演目一覧へ