落語の演目

高尾たかお

廓噺武家噺戦時中の禁演落語殿様花魁殺し意地の張り合い

別題: 仙台高尾

大金を払って身請けされてもなびかない花魁と、それに腹を立てた殿様との悲劇を描く地噺。

あらすじ

名を残した花魁の一人に、東北のある大名にゆかりのある高尾がいた。多芸で知られ、能書家でもあった高尾は、その大名にあてて和歌を添えた手紙を送る。これを受け取った大名はすっかり高尾に夢中になり、足しげく通ったすえ、大金を払って高尾を身請けする。

ところが身請けされたあとも、高尾は大名の意のままにならない。舟遊びに出た際に杯をすすめられても、高尾はこれを断る。高尾には以前から言い交わした夫がおり、大名がいくら勧めても心を動かさなかったためである。

大名は幾度もその意を伝えるが、そのたびに高尾は応じようとしない。たびたび拒まれて腹を立てた大名は、ついに刀を振り上げる。ちょうど謡の声が聞こえてきたので、大名がその調子に合わせて高尾を咎めると、高尾も謡うように短く答え、大名はその場で高尾を斬ってしまう。

謡の調子に合わせて咎める大名に、高尾が短く「いやあ」と答えたところで斬られる。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 古典・新作 落語事典瀧口雅仁丸善出版2016年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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