毛氈芝居もうせんしばい
芝居を見たことのない殿様が芝居見物に出かけ、劇中の殺しの場面を本気にして騒ぎ立ててしまう噺。
あらすじ
芝居を見たことのない、ある土地の殿様が初めて芝居見物に出かける。出し物には、目の不自由な人物が殺されて金を奪われるという場面があり、それを見ていた殿様は本気にして、殺した役を演じた役者を罰すると言い出してしまう。
案内役がこれは芝居だと説明しても殿様にはなかなか通じない。困った案内役は、殺された役の人物は毛氈で囲って楽屋まで運び込んだので、そこで息を吹き返しているのだと言い、その役者に幕の裏から姿を見せさせて殿様をなだめようとする。
殿様は「死んだ者も布で囲えば生き返るのか」と尋ね、家来に向かって、先祖が合戦で命を落としたときにも同じ布があれば生き返ったのではないかと言い出す。
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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『古典・新作 落語事典』瀧口雅仁、丸善出版、2016年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

