落語の演目

四段目よだんめ

滑稽噺芝居噺戦時中の禁演落語小僧商人芝居見物

別題: 蔵丁稚

芝居好きが高じて蔵に閉じ込められた小僧が、忠臣蔵の一場面を演じて聞かせる滑稽噺。

あらすじ

芝居好きの小僧定吉は、使いに出されるたびに芝居見物に寄り道をしてしまい、なかなか帰ってこない。ある日も遅くに帰ってきたので、旦那が芝居を見てきたのだろうと尋ねると、定吉はとんでもない、芝居など大嫌いですと言い張って否定する。

旦那はためしに、今かかっている芝居の筋書きや配役をわざと間違えて話して聞かせる。すると定吉はそれは違いますと言い、実際にその場で見ていたからこそ知っている細かい内容までつい口にしてしまい、うそをついていたことがばれてしまう。

うそが見つかった定吉は蔵に閉じ込められてしまう。空腹をまぎらわせるためにひとりで、見てきたばかりの芝居の一場面、切腹の場面を演じはじめると、蔵にあった道具や小刀を使って本格的に役になりきり、自分の腹に刃先を当てるしぐさまでしてしまう。

その様子を物陰からのぞき見た女中が驚いて旦那に知らせると、旦那は、腹が減っているのでそんな真似をしているのだろうと察する。ご飯を入れた器を小脇に抱え、足早に歩いて蔵の戸をがらりと開け、芝居の台詞をまねて声をかける。

旦那が「御膳ーッ」と声をかけると、蔵の中の定吉は芝居の台詞そのままに「待ちかねたァ」と返す。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 古典・新作 落語事典瀧口雅仁丸善出版2016年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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