落語の演目

一分茶番いちぶちゃばん

滑稽噺芝居噺芝居見物奉公人

別題: 権助芝居、素人芝居

素人芝居に駆り出された飯炊きの奉公人が、うろ覚えの台詞と訛りで舞台を台無しにしてしまう話。

あらすじ

ある大家で素人芝居を催すことになったが、当日になって芝居の一役を演じる予定の者が来ない。困った主催者は、飯炊きの奉公人に芝居の経験があるかと尋ねる。奉公人は田舎で似たような芝居をやったことがあると答え、少しの金をもらって舞台に立つことになる。

奉公人が演じるのは、家宝の鏡を盗み出したものの見つかってしまい、縛られて理由を尋問される役どころだった。長い言い訳の台詞を言わなければならないが、うろ覚えのうえに訛りが強く、見物人からやじが飛んで舞台がめちゃくちゃになってしまう。

ようやく尋問の場面にさしかかると、相手役の役者が奉公人のふがいない演技に腹を立て、芝居の小道具ではなく本物の縄で縛り上げて厳しく問い詰めにかかる。

本物の縄で縛られ、誰に頼まれて鏡を盗んだのかと問い詰められた奉公人が、「一分もらって番頭さんに頼まれた」と正直に答えて終わる。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 古典・新作 落語事典瀧口雅仁丸善出版2016年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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