落語の演目

松曳きまつひき

滑稽噺武家噺粗忽聞き違い殿様

粗忽な殿様と家来が、家来の姉の訃報を殿様の姉のことと勘違いしたまま右往左往する武家噺。

あらすじ

松の木を庭から移せないかと尋ねた殿様は、植木屋から移すことができると聞いて喜び、その場で酒宴を始めることにする。祝いの酒が回るころ、家臣のもとへ国元から一通の手紙が届き、家臣がそれを読むと、殿様の姉が亡くなったという知らせのように読み取れた。

驚いた家臣が慌てて殿様に知らせると、殿様は姉が亡くなったのはいつのことかと尋ねる。日取りを確かめるために家臣が手紙を読み直すと、実際にはその手紙は家臣自身の姉が亡くなったことを知らせるものであったことが分かった。

自分の勘違いを殿様に伝えると、殿様は思い違いをして騒がせたことに立腹し、家臣に切腹を命じてしまう。家臣が覚悟を決めて刀を構え、いよいよ腹を切ろうとしたそのとき、殿様は自分にはそもそも姉がいなかったことにようやく気づき、慌てて切腹に及ばないと止める。

「待て待て、切腹には及ばぬ」と止めた殿様が、自分には姉がいなかったことに気づく。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 古典・新作 落語事典瀧口雅仁丸善出版2016年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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