落語の演目

代脈だいみゃく

滑稽噺医者粗忽聞き違い

初めての代診に向かった弟子が失敗を重ねながらも、師匠から教わった機転を思わぬ形でまねる滑稽噺。

あらすじ

ある医者の弟子は愚かで色好みな男である。師匠は弟子を鍛えるため、得意先の商家へ代わりに診察に行かせることにし、医者としての心得を教える。診察で下腹に触れて娘が思わず音を立ててしまった場合は、年のせいで耳が遠いふりをして聞こえなかったことにするようにと注意する。

弟子は初めて駕籠に乗れることを喜ぶが、道中で居眠りをしてしまう。得意先に着いて起こされると、すっかり玄関番だったころの昔の癖が出てしまい、あいさつや座敷での作法で次々と失敗を重ね、周りをはらはらさせる。

診察の段になると、教えられていたにもかかわらず、うっかり娘の下腹に触れてしまう。娘が顔を赤らめたのを見た弟子は、師匠のまねをして年のせいで耳が遠いのだと言い、聞こえなかったことにしようとする。娘は師匠も同じことを言っていたと打ち明け、弟子にも同じ悩みがあるのかとたずねる。

娘に若先生も同じ悩みがあるのかと聞かれた弟子が「いけません。今のおならさえ聞こえなかった」と答え、聞こえていたことを自分でばらしてしまう。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 古典・新作 落語事典瀧口雅仁丸善出版2016年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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