お若伊之助おわかいのすけ
生薬屋の娘と稽古の師匠が深い仲になるが、相手の正体はある生き物が化けた姿だったと分かる噺。
あらすじ
生薬屋の娘は美しさで評判だった。稽古のために通ってきていた元武士の師匠と深い仲になり、母親が仲介者に頼んで手切れ金を渡し縁を切らせ、娘は伯父の道場に預けられた。
娘は師匠への思いを募らせ、訪ねてきた師匠を招き入れるうちに身ごもってしまう。伯父が相手を問い詰めようとして仲介者を呼び出すが、師匠自身は別の場所にいたと証言する。
伯父と仲介者が見張っていると、師匠らしき姿が現れたので鉄砲で撃つと、正体はある生き物だったことが分かる。娘はやがて双子を産み、それを弔った塚が今も残っているとされる。
娘が産んだ双子は、師匠に化けていた生き物の子であった。
この演目を調べる・聴く
- 国立国会図書館サーチ
この演目の本・速記本・レコードの目録。誰が演じ、いつ出たものかが分かります。
- 歴史的音源(れきおん)
戦前を中心とした録音。同じ演目を誰が吹き込んだかが並びます。
- 歴史的音源(自宅で聴ける分だけ)
上の検索を、インターネット公開されている音源だけに絞ったものです。
落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『古典・新作 落語事典』瀧口雅仁、丸善出版、2016年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

