つるつるつるつる
芸者に想いを寄せる幇間の男が、深夜の逢い引きの約束をすっぽかしてしまう一部始終を描く噺。
あらすじ
ある店で働く幇間の男が、同じ店の芸者に想いを寄せて口説くと、女房にしてくれるなら応じてもよいが、酒に酔うとだらしなくなる癖には困ると釘を刺される。今夜の遅い時刻に部屋を訪ねるよう約束を交わし、男は喜ぶ。
ところが贔屓の客に誘われて夜通し付き合うことになり、酒の席で祝儀をもらえると知って飲み続けるうちにすっかり酔っ払ってしまう。ようやく帰り着いた男は、周りに気づかれないよう明かり取りから下げてある目印を頼りに約束の部屋へ降りようとするが、酔いのために眠り込んでしまう。時計の音で目を覚まし、慌てて部屋へ向かうと、すでに約束の時刻をとっくに過ぎ、朝の食事の時間になっていた。
寝過ごしたことをとがめられた男が、井戸替えの夢を見ていたのだと言い訳する。
この演目を調べる・聴く
- 国立国会図書館サーチ
この演目の本・速記本・レコードの目録。誰が演じ、いつ出たものかが分かります。
- 歴史的音源(れきおん)
戦前を中心とした録音。同じ演目を誰が吹き込んだかが並びます。
- 歴史的音源(自宅で聴ける分だけ)
上の検索を、インターネット公開されている音源だけに絞ったものです。
落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『古典・新作 落語事典』瀧口雅仁、丸善出版、2016年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

