さんま芝居さんましばい
旅先の宿の食事にうんざりしていた二人が村芝居を見物し、煙の代用に焼いたさんまで一騒動起こる噺。
あらすじ
旅に出ている二人連れが、泊まっている宿の食事がさんまばかりだとこぼしていると、村人たちが表をぞろぞろ歩いていくのを目にする。今日は村の祭りで、都から来た役者が芝居をやると聞き、退屈しのぎに二人も見物に行くことにする。
見物客でにぎわう中、芝居はある人物が殺される場面にさしかかり、殺された人物の幽霊が花道から現れる段取りになる。ところが煙を出す仕掛けの用意がなく、大道具の係りがちょうどさんまを焼いていたので、その七輪を持ってきて煙の代わりにしてしまう。
客席から、生ぐさい匂いのする幽霊だ、精進を忘れたのかとからかいの声が上がる中、ちょうど腹をすかせていた役者は、幽霊らしいせりふを言い間違えて食事を思わせる言葉を口走ってしまう。見物人が下手な役者だとやじると、役者はそれを取り違えたような返しをする。
下手な役者だと声をかけられた役者が「その大根をおろしに頼む」と切り返す。
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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『古典・新作 落語事典』瀧口雅仁、丸善出版、2016年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

