落語の演目

元犬もといぬ

滑稽噺長屋三遊亭圓朝の作動物が化ける願かけ名前

人に近いと言われ続けた白い犬が、人間になりたいと願を掛けて本当に人間の姿になってしまう滑稽噺。

あらすじ

浅草にいる白い犬は、人に頭をなでられるたびに、白い犬は人間に近いのでいつか生まれ変われば人間になれるのだと聞かされていた。生まれ変わるまで待つのはつまらないと思った犬は、神社に人間になりたいと願を掛ける。

満願の日に毛が抜け落ち、犬は人間の姿になることができた。しかし着るものがなく困っていると、いつも可愛がってくれていた店の主人が通りかかり、店へ連れて行ってくれる。人間としての振る舞いが分からず、変わった言動ばかりをするので、変わった奉公人を探していた隠居の家を紹介される。

隠居に名前を尋ねられて「シロ」と答えると、人間の名前と勘違いされて別の呼び方をされる。お茶を入れるために鉄瓶を持ってくるよう頼まれると前足を上げてしまい、道具を持ってくるよう呼ばれると吠えてしまうなど、犬のころの癖がそのまま出てしまう。

気味悪く思った隠居が女中を呼ぼうとして「もとは居ぬか」とつぶやくと、「へい、今朝ほど人間になりました」と答える。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 古典・新作 落語事典瀧口雅仁丸善出版2016年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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