落語の演目

テレスコてれすこ

滑稽噺お裁き名前願かけ

珍しい魚に別々の名前をつけた男が不届き者として牢に入れられるが、生と干物の呼び名の違いに役人が納得する噺。

あらすじ

ある漁場で見慣れない魚が獲れたものの、誰もその名前が分からず、届け出を受けた役人は、名前を知る者には褒美を出すという触れを出す。すると一人の男がすすみ出て、その魚を見るなり名前を答え、約束どおり褒美の金を受け取っていった。

役人がその魚を干物にしてから改めて同じ触れを出すと、再び同じ男があらわれるが、今度は前とは違う名前を答える。同じ魚に違う名前をつけるとは不届きだとして、役人は男の言い分も聞かず、その場で捕らえて牢に入れてしまう。

男の女房は夫の無事を願って祈り続けるが、ついに男には死罪が言い渡されてしまう。裁きの場に引き出された男は、女房と子どもを前にして、この子が大きくなっても、干した魚の呼び名を間違えさせないでほしいと言い残す。

それを聞いた役人は、同じ魚でも生と干物では呼び名が変わるものだと得心し、男を無罪にする。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 古典・新作 落語事典瀧口雅仁丸善出版2016年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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