落語の演目

宮戸川みやとがわ

滑稽噺夏の噺戦時中の禁演落語浅草

幼馴染みの男女が同じ晩に家を閉め出されたことをきっかけに結ばれ、所帯を持った後に妻が姿を消す出来事を描く噺。

あらすじ

将棋に夢中で帰りが遅くなった質屋の息子と、かるた遊びで帰りが遅くなった隣家の娘が、同じ晩にそれぞれの家から閉め出されてしまう。行き場のない息子が親戚の家に泊めてもらおうとすると、娘も一緒に行きたいと言い出し、断られてもついてきてしまう。

泊めてくれた親戚は二人を二階の同じ部屋に休ませようとするので、息子は布団の真ん中に帯を置いて境目を作る。ところが夜中に雷を伴う激しい雨が降り出し、怖がる娘が息子にしがみついてきたことをきっかけに二人は結ばれ、その後は親戚の世話になって夫婦となり、小さな店を持って暮らし始める。

夏のある日、店の奉公人を連れて寺へ参詣に出た妻が雨に降られ、近くで気を失ってしまう。近所の見知らぬ者が倒れていた妻を連れ去ってしまい、夫が手を尽くして探しても見つからず、姿を消した日を命日として一年が過ぎる。法要を終えた帰りの舟の中で、夫は船頭から、去年さらわれた女が乱暴を受けたあげく命を落とし、川に投げ込まれたという話を聞かされる。その場にいた者のうち一人が、女の顔に見覚えがあったのだという。

話を聞いて怒りをにじませた夫は、奉公人に起こされて目を覚ますと、これまでの出来事はすべて夢だったと分かり、妻は変わらず無事に暮らしていた。

演じ方の違い

同じ演目でも、演者によって細部が変わります。分かっている違いを並べています。

この演目を調べる・聴く

落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 古典・新作 落語事典瀧口雅仁丸善出版2016年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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