落語の演目

髪結新三かみゆいしんざ

人情噺長屋深川商人縁組み殺し

別題: 白子屋政談、仇娘好八丈

材木商の娘をめぐる駆け落ち騒動をきっかけに、恨みを買った男が命を落とすまでを描く人情噺。

あらすじ

腕利きの商人だった庄三郎は、勤めていた店の先行きに見切りをつけて材木商を興し、店を大きくする。だが病に倒れたところを蔵荒らしに遭い、大金を盗まれてしまう。娘のお熊には持参金付きの婿を取らせる話が持ち上がるが、お熊は店の手代である忠七と深い仲になっていた。

お熊の髪を結いに来た廻り髪結いの新三は、お熊の袂に忠七宛ての手紙があるのを見つけて盗み読みし、お熊に気があったこともあって、その中身を材料にして忠七へ駆け落ちを持ちかける。新三は先にお熊を自分の家へ行かせ、忠七と連れ立って歩くが、途中で豹変してお熊を奪い、忠七を打ちすえて置き去りにする。

忠七に頼まれた店の奉公人が金を持って掛け合いに行くが相手にされず、顔役の力を借りても新三は強気な態度を崩さない。騒ぎを聞きつけた家主が仲裁に入り、店に金を用意させたうえで新三の家を訪れ、粘り強い交渉のすえにようやくお熊を帰す約束を取り付ける。

家主は新三から受け取った品を持ち帰った後、店から届いた示談金の半分だけを新三に渡し、滞っていた家賃も差し引いてしまう。

面目をつぶされた顔役が仕返しの機会をうかがい、酒の帰りに深川の橋のたもとで新三を待ち伏せて斬り殺す。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 古典・新作 落語事典瀧口雅仁丸善出版2016年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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