落語の演目

甲府いこうふい

滑稽噺浅草商人奉公縁組み

空腹からおからを盗み食いした男が、それが縁で豆腐屋に奉公し、一人娘の婿になる滑稽噺。

あらすじ

豆腐屋の店先が騒がしいので主人が見に行くと、店の者が一人の男を殴りつけていた。訳を聞くと、店先に置いてあったおからを男が黙って食べてしまったのだという。男は、出世を願って寺へ願掛けの旅に出たものの、道中で財布をすられ、空腹に耐えかねて手を出してしまったと話す。

男の生まれた土地に縁があった豆腐屋の主人は、何かの縁だろうと男を店で使うことにする。男は真面目に豆腐を売り歩いて夫婦に喜ばれ、やがて一人娘の婿として迎えられる。

仲良く暮らす二人は休みをもらい、願をかけた寺へお礼参りに出かけることにした。近所の者にどこへ行くのかと尋ねられた夫婦が答える場面で噺が締めくくられる。

どこへ行くのかと尋ねられた夫婦は「甲府ぃ、お参り、願ほどき」と声をそろえて答えた。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 古典・新作 落語事典瀧口雅仁丸善出版2016年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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