落語の演目

犬の字いぬのじ

滑稽噺奉公縁組み願かけ殺し

別題: 白太郎

恩返しに人間の姿になった犬が、奉公先で寝姿から正体を見きわめられる話。

あらすじ

犬殺しに捕まりかけたところを助けられた白犬が、せめて礼がしたいものだと神に願をかけたところ、人間の姿になることができました。白太郎という名で手代として奉公し、朝早くから夜遅くまでよく働きます。

主人はそろそろ嫁を取らせて通いの番頭にしてやろうと考えましたが、もとが犬なので正体が出ては嫁の親に申し訳が立ちません。そこで酒を飲ませ、酔いつぶれて寝入ったところをそっとのぞいてみました。

主人が「ああ情けない。やはり以前が知れる」と言うので、そばの者が「枕を外して大の字になって寝ているだけではありませんか」と返します。

「ところが大の字になった間の上を見なさい。枕で点を打ってある」。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 増補 落語事典東大落語会 編青蛙房1979年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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