染色そめいろ
身持ちの悪さで勘当された若旦那が実家をひそかに訪ねて追い返され、思い詰めた末に助けられて身の上を語る噺。
あらすじ
身持ちの悪さがもとで勘当された若旦那が、家の様子をそっとうかがいに実家を訪ねてくる。取り次ぎに出た小僧に母親へ取り次いでほしいと頼むが、もし若旦那が訪ねてきたら熱湯を浴びせかけるようにと番頭から言いつけられていると断られてしまう。行き場をなくした若旦那は、すごすごとその場を立ち去る。
追い返された若旦那は当てもなく川べりまで歩いていき、橋の上から身を投げようとしたところを、通りがかりの人に助けられる。なぜそのようなことをしようとしたのかとわけをたずねられた若旦那は、これまでの身の上をひとつひとつ語り始める。
若旦那は、なじみの見世で見初めた女を身請けして所帯を持ったものの、その女が別の男のもとへ去ってしまい、実家にも合わせる顔がなく思い詰めていたのだと打ち明ける。助けた相手が生まれをたずねると、若旦那は実家が染物屋であることを告げる。
身の上をたずねた相手が生まれをきくと、若旦那は染物屋の息子だと答え、相手は「道理で色で苦労をしなすった」と返す。
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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『古典・新作 落語事典』瀧口雅仁、丸善出版、2016年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

