落語の演目

芝居寿司しばいずし

滑稽噺勘当若旦那

勘当された若旦那が、何もかも芝居がかりの寿司屋を始めようとする話。

あらすじ

道楽の果てに勘当された若旦那が、出入りの鳶頭のもとに居候することになります。頭に何か仕事をして稼ぐようすすめられ、新趣向の寿司屋を始めるといい出しました。

その名も芝居寿司で、何もかも芝居がかりにするというのです。名の知れた人物を六十人ほど雇って寿司屋の供揃えとし、和洋を問わず名のある鳴り物師をすべて集めます。

紋付きの黒羽二重に仙台平のはかまといういでたちをそろえさせ、吉原かぶりの手ぬぐいを赤で統一して町を練らせます。客とのやりとりもすべて芝居がかりの声色でこなすというしかけでした。

この商売は大いに繁盛し、ついには寿司屋の銀行を建てて、若旦那自身がその頭取になるまでになります。

「そんな変な声を出す者が頭取になれますかえ」と聞かれた若旦那は、「だって、すしでもうけた頭取だから、声は五色でしょう」と答えました。

成立と背景

サゲが「そんな高い寿司を誰が食うもんか」「お前が食わなくても、華族様が食う」となっている演じ方もあります。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 増補 落語事典東大落語会 編青蛙房1979年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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