落語の演目

洒落小町しゃれこまち

滑稽噺長屋夫婦俳句と和歌女房ご隠居

別題: ロ合小町

浮気ばかりする亭主に手を焼く女房が、隠居の勧めで洒落を覚え、家庭を明るくしようとする噺。

あらすじ

騒々しいと評判のある女房が、浮気ばかりする亭主に困り果て、隠居のもとへ相談に来る。後をつけて浮気相手の家に踏み込んだところ突き飛ばされたことを話しながらも、それでも夫婦でなければ分からない良さもあると言う。

隠居は昔の男女の話を例に、相手の浮気を知りながら小言を言わず、機転のきいた歌で気持ちを引き止めた女がいたという話を聞かせる。そして、和歌までは無理でも洒落なら言えるだろうから、優しい言葉と洒落で亭主の機嫌を取ってみるよう勧める。

女房は言われたとおりに身なりを整えて家に帰り、戻ってきた亭主に「お帰りなさい、お疲れでしょう」と優しく声をかけるが、思いがけず「うるせえ」とうるさがられてしまう。それでもめげずに、次々と洒落を繰り出してみせると、今度は気味悪がられて、亭主はそのまま外へ逃げ出してしまう。

女房が最後に、古歌をもじった別れを惜しむような文句を口にしても、亭主はまったく振り向かずに出かけてしまう。そのことを隠居に話して聞かせると、隠居はその文句がもともと人を化かす狐にまつわる歌だったのだと教えてくれる。

隠居からその文句は狐の歌だったと聞かされ、女房は「それでまた浮気に出かけてしまったのか」と気づく。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 古典・新作 落語事典瀧口雅仁丸善出版2016年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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