落語の演目

清書無筆せいしょむひつ

滑稽噺長屋知ったかぶり親子病気

別題: 勉強、無筆の親

字の読めない父親が子どもの清書に知ったふりで応じ、風邪除けの札のつもりで隣家の貸家札を剥がしてくる滑稽噺。

あらすじ

学校で字を習ってきた子どもが父親に清書を見せると、父親は字が読めないのに読める振りをして無理に見てやる。木を二つ並べた字は何かと聞かれ、拍子木だと答えて子どもに林だと訂正されると、拍子木が鳴ってそれから林になるのだと苦しい言い訳をする。

しばらくして子どもが、近頃はやりの風邪除けに、よそでは魔除けの札を戸口に貼っていると聞いたので、うちでも貼ってほしいと頼む。字の書けない父親は困り、子どもが寝ている間にこっそり出かけ、近所の家から似たような札を剥がしてきて自分の家の戸口に貼っておく。

翌朝になって、それを見た子どもは、貼ってあるのが風邪除けのおまじないの札ではなく、空き家を知らせる貸家の札だと気づき、これは違うではないかと父親に言う。父親はとっさに、しどろもどろになりながらも言い訳を考える。

父親は「空き家だと思って風邪の神も入って来ないだろう」と言い訳をする。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 古典・新作 落語事典瀧口雅仁丸善出版2016年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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