落語の演目

にせ金にせきん

滑稽噺戦時中の禁演落語商売商人

別題: にせ金使い、酒の癖

酒の勢いで交わした約束を旦那が忘れ、道具屋が偽物を差し出して罪に問われる滑稽噺。

あらすじ

大酒飲みの旦那のもとへ、道具屋が書画の代金の残りを受け取りに来る。酔った旦那にほめられ、道具屋が旦那のためなら何でも差し上げると口にすると、旦那は珍しいものを見せ合う会に持って行きたいので、大きいと評判の急所を切り取って五十円で売ってほしいと言い出す。道具屋は驚きながらも、翌朝切って持参すると約束してしまう。

翌朝、旦那は前夜の約束をすっかり忘れているところへ、青い顔をした道具屋が約束通り切って持参したと言ってやって来る。旦那は覚えていないと言いながらも仕方なく五十円と治療費を払うことにし、これを機に酒断ちを誓うのだった。

旦那が包みを開けて置いていったものを確かめると、それは一見立派に見えるが、よく見ると茹でた蛸の頭を二つ並べたものにすぎなかった。だまされたと知った旦那は激しく怒り出し、道具屋はその場で取り押さえられて罪に問われることになる。

偽物の急所で金をだまし取ったとして、道具屋は「にせ金使い」の罪でお仕置きになる。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 古典・新作 落語事典瀧口雅仁丸善出版2016年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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