落語の演目

松田加賀まつだかが

滑稽噺聞き違い見栄按摩江戸

別題: 頓智の藤兵衛

本郷で按摩の小僧が高位の按摩とぶつかり争いになったところ、通りかかった男の名を聞き違えて大名と勘違いする滑稽噺。

あらすじ

本郷の通りで、まだ年若い按摩の小僧が、按摩の中でも最高位にある人物とぶつかってしまう。杖でお互いを確かめ合い相手の身分に気づいた小僧は平謝りするが、相手は激しく打ちすえたうえ、師匠のもとへ連れて行って掛け合うと言い出し、大騒ぎになる。

そこへ通りかかった男が仲裁に入り、ぶつかった側は年端もいかない子どもで、身分のある相手に行き当たって気が動転しているだけだと取りなす。相手はその言い分に得心し、仲裁に立った男へ改めて名前と住まいを尋ねると、男は本郷に住む松田加賀と名乗った。

相手はこの名乗りを、大きな領地を治める大名の一族と聞き違えて、持っていた杖を投げ捨ててその場に平伏してしまう。引っ込みがつかなくなった松田加賀は、大名になりすましたまま言葉をかけて立ち去っていった。事情を知らない周りの野次馬が、いつまでも平伏している相手を見てどっと笑うと、相手はそれを大名の供揃えの立派さだと思い込んで感心する。

野次馬の笑い声を聞いた相手が、大名の供の立派さに感心して「さすがは百万石のお大名だ」と言う。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 古典・新作 落語事典瀧口雅仁丸善出版2016年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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