落語の演目

くしゃみ講釈くしゃみこうしゃく

滑稽噺長屋戦時中の禁演落語講釈師真似して失敗寄席と芸人

以前に意趣を含む講釈師に仕返しをしようと、香辛料を使って高座を邪魔する計画を企てる滑稽噺。

あらすじ

しばらくぶりに町へ戻った男が親しい間柄の相手と再会し、新しく講釈場ができたことを聞かされる。そこに出ている講釈師の名を聞くと、以前、好きな相手と二人きりでいるところを邪魔された、その当人だと分かり、何とか仕返しをしたいと言い出す。

火にくべると煙で咳き込ませることができる香辛料を講釈の最中にくべて恥をかかせようと、乾物屋まで買いに出かけることになる。ところが男は香辛料の名前をなかなか覚えられず、身振りを使って思い出そうとするがうまくいかない。

ところが目当ての品は売り切れていたため、似た働きをする別の香辛料を買い求め、そのまま演芸場へ向かうことになる。講釈師が話を始めたところで、借りておいた火鉢にその香辛料をくべると、煙を吸い込んだ講釈師は激しく咳き込んで、高座を続けられなくなってしまう。

咳き込みが収まらず、今日のところは勘弁してほしいと詫びる講釈師に、待っていましたとばかりに二人が言葉を重ねて皮肉を並べて聞かせる。周りの客も気の毒がる中、その皮肉に対する講釈師の切り返しによって話が締めくくられる。

からかう二人に講釈師が「お二人はコショウでもございますか」と切り返し、実際は別の香辛料を使ったのだと分かって話が終わる。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 古典・新作 落語事典瀧口雅仁丸善出版2016年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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