落語の演目

包丁ほうちょう

滑稽噺戦時中の禁演落語間男女房

別題: 包丁間男

亭主が女房と別れる口実を作ろうと仕組んだ狂言が思わぬ展開になり、最後は借り物の出刃包丁の使い道で落ちが付く滑稽噺。

あらすじ

久しぶりに友人の寅と再会した久次は、清元の師匠をしている女房のおあきと別れて、ほかの女と一緒になりたいと打ち明ける。そこで寅がおあきの家を訪ね、久次が帰るまで待たせてほしいと上がり込み、持参した酒を飲みながらおあきを口説きにかかる。ところが寅が言い寄ったところへ出刃包丁を手にした久次が踏み込んできたので、寅は驚いて逃げ出してしまう。

それでもあきらめない久次は、おあきに恥をかかせて追い出そうと、寅にもう一度言い寄らせる筋書きを仕組む。しかしおあきは寅の誘いを冷たくあしらい、しまいには容姿までけなして突っぱねたので、腹を立てた寅は久次に頼まれた芝居であることを白状してしまう。

事の次第を知ったおあきは久次に腹を立て、恥をかかせてやりたいから一緒になってほしいと寅に持ちかけ、寅もこれを受け入れる。二人が酒を酌み交わしていると、打ち合わせどおり久次が包丁を手に踏み込んでくるが、おあきに怒鳴りつけられて追い返されてしまう。

気を取り直して飲み直していると久次が戻ってきて包丁を出せと言うので身構えると、「横丁の魚屋に返しに行くんだ」という拍子抜けする答えが返ってくる。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 古典・新作 落語事典瀧口雅仁丸善出版2016年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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