落語の演目

五貫裁きごかんさばき

滑稽噺武家噺長屋商人銭勘定お裁き講釈が原話

別題: 一文惜しみ

少ない詫び金を投げつけられ店を追い出された男が、奉行の裁きを得て、一文ずつの返済で店側を追い詰める噺。

あらすじ

博打場の使い走りをしていた八五郎は、病をきっかけに堅気になろうと、八百屋を始める元手を借りに大家のもとを訪ねる。大家は、まず信用のある大きな店から寄付を集めてくるよう勧める。

八五郎は付き合いのある質屋を訪ねるが、ごく少ない額しか差し出さなかったため、その金を投げつけられたうえに打たれ、店を追い出されてしまう。大家は願い出の書状をまとめ、八五郎は奉行所に駆け込み訴えを起こす。

奉行は、通用する金を粗末に扱った質屋にはお咎めなしとする一方、八五郎には少額の過料を申し付けるが、一日一文ずつ、質屋のもとへ届けたうえで奉行所へ納めるという払い方を許す。大家はこれを面白がり、夜も明けぬうちから八五郎を質屋へ通わせる。

毎日きっちり届けに来られ、しかも奉行から店の主人自らが付き添って納めるよう命じられた質屋は、かかる手間と費用に音を上げ、まとまった金で示談を持ちかけてくる。大家がさらに大きな額を要求すると、質屋はまとまった金を八百屋の元手として差し出した。

手間と費用に降参した質屋は、示談として八百屋の元手になる金を差し出し、詫びを入れた。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 古典・新作 落語事典瀧口雅仁丸善出版2016年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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