落語の演目

富士まいりふじまいり

滑稽噺夏の噺参詣間男

富士詣りに出かけた江戸っ子たちが、山が荒れた理由をめぐって、隠していた失敗や隠し事を次々に打ち明けていく。

あらすじ

江戸っ子たちがそろって富士詣りに出かける。一番元気だった者が疲れて休みたいと言い出すが、先達が「行道」と声を掛けるまでは休んではいけないと言う。疲れたら六根清浄と唱えながら登れと教えられ、しばらくしてようやく「行道」の声がかかる。

すると急に天気が悪くなってきたので、先達は嘘をついたり悪いことをしたりした者がいると、山の神の怒りに触れて天気が荒れるのだと言い出す。一同は、湯屋で新しい下駄をこっそり履いてきたことや、寿司屋で食べた数をごまかしたことなど、隠していた小さな悪事を次々に白状しはじめる。

その中の一人が、女湯で出会った女性のことをうっかり打ち明けると、それが先達の連れ合いだったことが分かり、その場は気まずい雰囲気になる。それでも気を取り直して再び登山をはじめると、今度は一人が急に具合を悪くしてしまう。

具合が悪くなった仲間に「初めての山だから酔ったんだろう」と声をかけると、その者は「先達さん、酔うわけですよ。ちょうどここが五合目です」と返す。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 古典・新作 落語事典瀧口雅仁丸善出版2016年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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