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講談の演目

祐天上人ゆうてんしょうにん

僧侶物連続物幽霊修行下総円朝物

経文を覚えられずに破門された僧が修行を積み、累の霊を念仏で鎮めるまでを読む連続物。

連続物(何席にもわたって続く長い話)。系統は僧侶物(僧の話。)

あらすじ

祐天上人は寛永14年(1637年)に陸奥国磐城郡の新田村に生まれ、十二歳で増上寺の檀通和尚の弟子となるが、物覚えの悪さから経文を覚えられずに破門される。成田山新勝寺で修行をやり直し、二十八歳で増上寺の大僧正となる。のちに諸国を行脚して多くの霊験を残し、享保3年(1718年)に入寂した。

講談にはその霊験にまつわる話があり、代表的なものに「累解脱」と「幽霊証文」がある。

各席

1

手元の本に題と筋が載っている席だけを並べています。席の分けかたと題は演者によって変わります。

  1. 1. 累解脱疱瘡で姿の変わったお累が夫の清左衛門に殺され、十七年後にその霊が後妻のお若へ乗り移って自死させ、二人の娘も苦しめる。祐天の念仏によって祟りは収まり、清左衛門は出家する。三遊亭円朝『真景累ヶ淵』の原話にあたる。

成立と背景

この話の前段にあたる『敷島物語』もある。京都柳町の女郎屋で働く敷島が盗みの罪を着せられて殺され、その首謀者の一人である妹女郎の玉遊が、もとは下総羽生村の堀越与右衛門の娘お直で、羽生村へ戻ってから子殺しをし、敷島を殺めた善四郎と夫婦になる。そこで生まれたのがお累である、という筋になっている。

この演目を調べる・聴く

講談は演者によって筋や読み方の細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 講談事典瀧口雅仁丸善出版2023年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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