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日蓮記にちれんき
別題: 日蓮上人、日蓮聖人一代記
安房に生まれた日蓮が、他宗を否定して迫害を受けながら布教を続ける一代を読む連続物。
連続物(何席にもわたって続く長い話)。系統は僧侶物(僧の話。)
あらすじ
日蓮は幼名を善日といい、母が懐に日輪の入る夢を見た承久4年(1222年)に、安房国東条、現在の千葉県鴨川市に生まれた。幼いころから説教を聞くのを楽しみにし、清澄寺へ登ってからは自分でも経典に取り組み、十六歳で得度して蓮長と名のる。
比叡山や高野山で修行を重ね、清澄寺へ戻って念仏と他宗を否定すると危害が及ぶと感じ、名を日蓮と改めて山を下りる。鎌倉の松葉ヶ谷に草庵を構えて布教を始め、『立正安国論』を著して執権北条時頼に差し出すが、反対する勢力に草庵を焼かれる。
いったん下総へ逃れ、再び鎌倉へ戻ったところを捕らえられて伊豆へ流され、俎岩に置き去りにされる。鎌倉へ戻ってからも、蒙古襲来について意見して咎めを受け、干ばつの際に雨を降らせたことから他宗の攻撃も受ける。龍ノ口の刑場で斬首になろうという寸前、強い光が降り注いだことで刑は中止となり、佐渡へ流される。
この演目を調べる・聴く
- 国立国会図書館サーチ
この演目の本・速記本・レコードの目録。誰が演じ、いつ出たものかが分かります。
- 歴史的音源(れきおん)
戦前を中心とした録音。同じ演目を誰が吹き込んだかが並びます。
- 歴史的音源(自宅で聴ける分だけ)
上の検索を、インターネット公開されている音源だけに絞ったものです。
講談は演者によって筋や読み方の細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『講談事典』瀧口雅仁、丸善出版、2023年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

