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浪花三侠客なにわさんきょうかく
別題: 浪花三兄弟
今幡随院と呼ばれた三好屋四郎右衛門、木津勘助、違袖の音吉という三人の兄弟分を読む連続物。
連続物(何席にもわたって続く長い話)。系統は侠客物(人入れ稼業・元締めの話。)
あらすじ
題にある三侠客とは、三人の兄弟分を指す。一番上の兄が今幡随院と呼ばれた三好屋四郎右衛門、次が木津勘助、その下が音吉である。
全体を通して読むよりも、「木津の勘助」と「違袖の音吉」を単独で読むことが多い。
各席
1席手元の本に題と筋が載っている席だけを並べています。席の分けかたと題は演者によって変わります。
- 1. 木津の勘助大坂木津の勘助が、拾った大金を淀屋十兵衛へ届けて礼を断る。惚れた娘のお直は身一つで嫁ぎ、のちに父から託された千両で借金を返し、残りで淀川に洪水を防ぐ堤防を築く。別題は「勘助島の由来」。
成立と背景
木津勘助(1587年〜1661年)は相模国生まれの開拓者で、木津川の治水や、その砂州である姫島への築堤、勘助島の開発など、貧民の救済と大坂の発展に力を尽くした人物である。堤防は現在埋め立てられているが、勘助町という町名に名が残る。
この演目を調べる・聴く
- 国立国会図書館サーチ
この演目の本・速記本・レコードの目録。誰が演じ、いつ出たものかが分かります。
- 歴史的音源(れきおん)
戦前を中心とした録音。同じ演目を誰が吹き込んだかが並びます。
- 歴史的音源(自宅で聴ける分だけ)
上の検索を、インターネット公開されている音源だけに絞ったものです。
講談は演者によって筋や読み方の細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『講談事典』瀧口雅仁、丸善出版、2023年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

