豊竹屋とよたけや
義太夫が大好きで何でも歌ってしまう男が、口三味線の名人と掛け合いを楽しむ音曲噺。
あらすじ
義太夫を語ることに夢中な男は、風呂に入っているあいだも思わず節をつけて義太夫を語り続けてしまい、のぼせてひっくり返ってしまうほどである。家に帰って食事をしている最中も、目の前のおかずを題材にしてまた義太夫を語り出してしまう癖がある。
そこへ、口ででたらめの三味線の音をまねる芸を持つ知人が男の家を訪ねてくる。二人は借金取りに追われる年の暮れの場面や、そばやところてんなど身近な食べ物を題材にした掛け合いの義太夫をはじめ、調子よく声を合わせて盛り上がっていく。
しばらくすると台所に一匹のねずみが現れ、義太夫の節に合わせるように「チュチュ」と鳴き声を響かせる。感心した主人が「よく弾きますなあ」とほめると、相手は謙遜して「いやあ、ちょっとかじるだけです」と答える。
ねずみの芸に感心されると、相手は「いやあ、ちょっとかじるだけ」と謙遜する。
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- 歴史的音源(自宅で聴ける分だけ)
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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『古典・新作 落語事典』瀧口雅仁、丸善出版、2016年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

