小言念仏こごとねんぶつ
朝の念仏を唱えながら仏壇の様子や身の回りのことに次々と小言を言う男が、通りかかったどじょう屋を呼び込み値切る。
あらすじ
男が仏壇に向かって念仏を唱えている間も、蜘蛛の巣や枯れた花、寝坊しがちな子ども、沸騰した鉄瓶、隣家の焦げるにおいなど、目についたことに次々と小言を挟んでしまう。念仏を唱えているのか小言を言っているのか、聞いている方には区別がつかないほどである。
おつけの具を何にするか尋ねられた男は、ちょうど表を通りかかったどじょう売りを呼び込むことにする。念仏を続けながらも値段をまけさせたり、売り手が目を離した隙に数匹よけいに取っておこうと考えたりと、抜け目のないところを見せる。
煮えたどじょうの様子を見た男は「ざまあみろ」と口にしたあと、何ごともなかったように念仏の文句へ戻っていく。
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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『古典・新作 落語事典』瀧口雅仁、丸善出版、2016年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

