落語の演目

狸の釜たぬきのかま

滑稽噺長屋八五郎動物が化ける商売

助けてもらった礼にやって来たタヌキに茶釜の姿へ化けてもらい、寺へ売りに行った男の顛末を描く滑稽噺。

あらすじ

男は以前助けたタヌキから恩返しを受け、今度は茶釜の姿に化けてもらうことを思いつく。化けた茶釜を風呂敷に包んで持ち出すと、近くの寺まで出向いて和尚のところへ売りに行き、いくらかの代金と引き換えに置いてきた。

和尚は茶釜をすっかり気に入り、さっそく火にかけて具合を試してみると言い出す。それを聞いて困った男は、慌てて代金の半分だけを受け取ると、あとの相談もそこそこに、逃げるようにその場を足早に立ち去ってしまった。

和尚が小坊主と二人がかりで茶釜を火にかけると、耐えきれなくなった中からタヌキが飛び出し、そのまま外へ逃げていった。慌てて追いかけた寺の者たちが、男が代金を半分しか受け取らなかった理由をようやく理解する。

逃げられた顛末を聞かれた男が「包んできた風呂敷が八丈でございます」と答え、風呂敷の柄と言い伝えを掛けた洒落で結ぶ。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 古典・新作 落語事典瀧口雅仁丸善出版2016年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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