落語の演目

樟脳玉しょうのうだま

滑稽噺長屋泥棒化かし合い幽霊

別題: 源兵衛玉

女房を亡くして塞ぎ込む男から金品をだまし取ろうと、幽霊に見せかけた仕掛けを企てた二人組の企みを描く噺。

あらすじ

働きもせず遊び暮らしている二人の男が、次の金儲けの種として目をつけたのは長屋の男である。この男は大切にしていた女房を亡くしてからというもの、仕事も手につかず涙ながらに念仏ばかり唱えているので、二人は幽霊を出して金品をだまし取ろうと悪知恵を働かせる。

二人は樟脳を丸めた玉に火をつけて糸で吊るし、天井の窓から人魂のように見せかける仕掛けを作る。翌日、悔やみに訪れたふりをして、亡くなった女房が金や着物に未練を残しているから成仏できないのだと持ちかけ、それらを寺に納めるという口実で預からせようとする。

計画どおりに事は運び、一度目は着物を手に入れることに成功するが、肝心の金を受け取るのをうっかり忘れてしまう。そこでもう一度夜に同じ仕掛けをやり直すと、勢い余って火の玉を男の頭にぶつけてしまい、翌日また悔やみに訪ねると、男は女房が怒っているようで火傷をしたと話す。

金についてはすでに葬式の費用に使ってしまってないが、女房が生前大切にしていた品ならあると言われる。その品をしまってある箱を開けてみると、中からは確かに、亡くなった女房の未練を思わせる気配が感じられる。

男が「ふたを開けたら魂の匂いがしました」と話してサゲる。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 古典・新作 落語事典瀧口雅仁丸善出版2016年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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