落語の演目

三軒長屋さんげんながや

滑稽噺長屋化かし合い喧嘩稽古

長屋の両端の住人が、真ん中に住む妾の旦那から立ち退き料をだまし取ろうと知恵を絞る噺。

あらすじ

三軒続きの長屋で、一方の端には威勢のよい鳶頭が住み、いつも若い者が出入りしては酒を飲んだり騒いだりしている。真ん中には商家の旦那が囲っている妾が住み、もう一方の端には稽古に励む剣術の先生が住んでいて、昼夜を問わず稽古の音が響いている。

騒がしさに耐えかねた妾が旦那に引っ越しを相談すると、旦那はこの長屋の土地と建物がじきに自分のものになるので、そうなれば両端の住人には出て行ってもらい三軒を一軒にまとめるつもりだから、もう少し辛抱するようにとなだめる。

この話が妾の下女の口から漏れ、鳶頭の女房の耳にも入ってしまう。事情を知った鳶頭は剣術の先生のところへ行き、ある相談を持ちかける。翌日、先生が旦那を訪ね、弟子が増えて手狭になったので引っ越しをしたいが金の蓄えがなく、代わりに三日間の試合を家で催したいと申し出る。

真剣勝負になれば怪我人が出るかもしれないと聞いた旦那は、五十両を渡して試合を思いとどまらせる。入れ替わりに現れた鳶頭も、同じように引っ越しの代わりに家で酒宴を開きたいと持ちかけ、同額の金を出させて思いとどまらせる。帰り際、旦那が先生の引っ越し先を尋ねると、鳶頭が自分の家へ先生を招き、自分は先生の家へ移るのだと答える。

旦那に先生の引っ越し先を尋ねられた鳶頭が「先生があっしの家へ越します」と答える。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 古典・新作 落語事典瀧口雅仁丸善出版2016年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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