悋気の独楽りんきのこま
別題: 喜撰、喜撰小僧
夜ごと妾のもとへ通う旦那の行方を確かめようと、女房が使いに出した小僧が独楽占いのからくりを持ち帰る滑稽噺。
あらすじ
夜になると出かけて行く旦那の様子を怪しんだ女房が、店の小僧にあとをつけさせることにした。旦那は気づいたが、そのまま見失ったことにして帰るよう言いつけるものの、小僧はそのまま妾の家までついて行ってしまった。
妾の家に上がり込んだ小僧は見慣れない独楽を見つけて遊び方を尋ねた。黒い独楽が旦那、赤い独楽が妾、色の薄い独楽が本妻を表し、三つを同時に回して旦那の独楽がどちらにくっつくかで、その晩の泊まりか帰宅かが決まるのだと教わった。
小僧はその独楽をもらって家に帰り、女房に旦那の行方を尋ねられると見失ったと答えるが、すぐに嘘だと見抜かれてしまった。旦那が泊まるのか帰ってくるのか知りたがる女房の前で独楽を回してみせると、そのたびに旦那の独楽は妾の独楽にくっついてしまい、悔しがった女房が独楽を調べるように言いつけた。
独楽を調べた小僧が「旦那の独楽は肝心の心棒が狂っております」と告げる。
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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『古典・新作 落語事典』瀧口雅仁、丸善出版、2016年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

