落語の演目

首提灯くびちょうちん

滑稽噺武家噺冬の噺喧嘩火事

別題: 胴斬り

酔った勢いで武士に悪態をついた男が思わぬ目に遭い、それに気づかないまま騒動に巻き込まれていく滑稽噺。

あらすじ

酒に酔った男が物騒だという噂の道を大声を上げながら歩いていると、道を尋ねてきた武士に呼び止められる。追い剥ぎだと勘違いした男は酔いの勢いも手伝ってさんざん悪態をついたうえに唾を吐きかけてしまい、堪えきれなくなった武士は刀を抜いて、あっという間に男の首を斬って立ち去ってしまう。

あまりに鮮やかな太刀筋だったため、男は自分の首を斬られたことにすぐには気付かず、そのまま歩き続けてしまう。歩くたびに首がずれるような違和感を覚え、不審に思って手をやると血が付いているのに気付いて、ようやく自分の身に起きたことを理解する。

どうしたものかと思っているところへ半鐘が鳴り響き、辺りはたちまち大勢の人だかりになる。人にぶつかられて首を落としてしまっては大変だと考えた男は、自分の首を両手で持ち上げて前に掲げながら、人混みをかき分けて進んでいく。

男が自分の首を両手で持ち上げながら「はいごめんよ、はいごめんよ」と声をかけて人混みを進んでいくところで話が終わる。

この演目を調べる・聴く

落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 古典・新作 落語事典瀧口雅仁丸善出版2016年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

← 落語の演目一覧へ