落語の演目

片棒かたぼう

滑稽噺銭勘定親子葬式商人

一代で財を築いた倹約家の商人が、三人の息子にそれぞれどんな葬式を出すか尋ね、答えを比べる滑稽噺。

あらすじ

一代で大きな身代を築いた吝嗇な商人は、老い先を案じて三人の息子のうち誰に跡を継がせるか迷い、番頭の勧めで、自分が死んだときにどんな葬式を出すかをそれぞれに尋ねることにする。

長男は通夜を二晩行い、大きな寺で盛大な本葬を開き、会葬者全員に食事や豪華な引き出物、交通費まで配ると答え、父親を呆れさせる。次男は町内に幕を張り、歌や踊り、父親そっくりの人形を乗せた山車と花火まで用意する派手な葬式を語り、父親をさらに怒らせる。

三男は父親以上に倹約家で、会葬者への礼を省くために葬儀の時刻を偽り、早桶の代わりに漬物の樽を使い、人を雇う金を惜しんで自分が担ぎ手の片方を務めると答える。

もう一方の担ぎ手はどうするのかと問われた三男は、「心配するな。あとの片棒は私が担ぐ」と答える。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 古典・新作 落語事典瀧口雅仁丸善出版2016年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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