勘定板かんじょういた
地方から来た旅人が江戸の宿で用足しの頼み方を巡って行き違いを起こす噺。勘違いから思わぬ失敗をする。
あらすじ
ある地方では、用を足すことを「勘定をする」と呼び、海に浮かべた板の上で済ませてから板を海に戻す習わしがある。その地方から来た二人の男が江戸見物にやって来て、宿に泊まる。
一人の男が催してくるが、勝手の違う江戸ではどこで用を足せばよいのか分からない。宿の者に「勘定をしたい」と伝えると、宿を発つ支度のことだと勘違いされ、話がかみ合わないまま妙なやり取りが続く。
続けて「勘定板を貸してほしい」と頼むと、宿の者は算盤を裏返しにして持ってくる。男はそれを、その上に乗って用を足す道具だと思い込み、廊下で使おうとする。
またがった拍子に裾が算盤にひっかかり、算盤ごと転がってしまったため、男は「江戸は重宝だ。勘定板が車仕掛けになっている」と言う。
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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『古典・新作 落語事典』瀧口雅仁、丸善出版、2016年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

