落語の演目

仏馬ほとけうま

滑稽噺小僧和尚動物が化ける

酔った坊主が拾った馬を自分だと偽って持ち主をだますが、寺で売られたその馬をめぐって再び持ち主と鉢合わせしてしまう滑稽噺。

あらすじ

弁長という坊主が小坊主の珍念に荷物を持たせ、酔って夜道を歩いている。松の木につながれた黒い馬を見つけると、自分の腰ひもをほどいて荷物を振り分けにし、馬の背に乗せて珍念に運ばせることにする。少し休みたくなった弁長は、もう一本の腰ひもで自分の体を松の木に結びつけて眠り込んでしまう。

そこへ馬の持ち主が通りかかり、馬が見当たらないと言って弁長を起こす。弁長はとっさに、自分は素行が悪くて仏に馬の姿へ変えられていた坊主だが、修行を積んだので人の姿に戻れたのだとごまかす。すっかり信じ込んだ持ち主は弁長を自分の家へ連れて行き、酒までふるまってもてなす。

寺に戻った弁長は、和尚から、珍念が連れ帰ってきた馬を市場で売ってくるようにと言いつけられる。ちょうどそこへ入れ違いで市場にやって来た馬の持ち主は、自分が飼っていたはずの馬が売りに出されているのを見て驚いてしまう。

持ち主は、自分が酒を飲ませたせいで弁長がまた馬に戻ってしまったのだと思い込み、くすぐったがって首を振る馬に「その左耳の差し毛が証拠だ」と得意げに話しかける。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 古典・新作 落語事典瀧口雅仁丸善出版2016年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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