落語の演目

九日十日ここのかとうか

滑稽噺小僧和尚

縁日の日を教え違えた小僧が、人ごみで相手を呼びながら訂正する話。

あらすじ

通りがかりの人から「金比羅さんの縁日はいつだったか」と尋ねられた、出入り先の店の小僧が、日にちをよく確かめないまま、うっかり「五日六日」と間違って教えてしまったのでした。

これを聞いた店の主人が「金比羅さんは九日十日だ。すぐに追いかけて訂正してきなさい」と小僧に言いつけます。小僧は人ごみの中を探しますが、相手の名前がわからないので大声で呼びかけました。「オーイ五日六日の人、五日六日」

すると自分が呼ばれたのだと思い込んだ男が、足を止めて「七日八日(何か用か)」と振り向きました。小僧はほっとした様子で駆け寄っていき、こう答えます。「へい、九日、十日」

成立と背景

小ばなしとして単独でそのまま語られることもありますが、別の演目である「山号寺号」に入る前のマクラとしても、しばしば振られることの多い噺です。使い勝手のよい小ばなしといえます。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 増補 落語事典東大落語会 編青蛙房1979年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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