鈴振りすずふり
別題: 鈴まら
修行を試すため鈴をつけて座らせた寺で、住持だけが鳴らさない話。
あらすじ
ある寺で、修行の深さを試そうということになり、住持から小僧に至るまで全員の陰部に小さな鈴をつけさせ、本堂に居並んで座らせました。
その前で、十六、七の美しい娘に、肌をちらちらと見せながら舞を舞わせます。並んだ僧たちは次々に興奮し、鈴を鳴らしてしまいました。
住持だけは最後まで鈴を鳴らしませんでした。「さすがは住持ですね」と褒められると、住持はこう答えました。「いや、鈴はとっくに振り切ってしまった」
成立と背景
江戸時代後期の大名で随筆家でもあった松浦静山が著した『甲子夜話続編』に、これと同じ趣向の小ばなしが載っています。
この演目を調べる・聴く
- 国立国会図書館サーチ
この演目の本・速記本・レコードの目録。誰が演じ、いつ出たものかが分かります。
- 歴史的音源(れきおん)
戦前を中心とした録音。同じ演目を誰が吹き込んだかが並びます。
- 歴史的音源(自宅で聴ける分だけ)
上の検索を、インターネット公開されている音源だけに絞ったものです。
落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『増補 落語事典』東大落語会 編、青蛙房、1979年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

