落語の演目

骨違いほねちがい

滑稽噺長屋女房大工殺し死人

酔った亭主が誤って人を殴り殺めてしまった一件を、弟分の機転で骨をすり替えて闇に葬る滑稽噺。

あらすじ

熊五郎が酔って帰ってくると、女房のお光が誰かに向かって、今夜は亭主がいないから泊まっていきなと話しているのが聞こえる。頭に来た熊五郎は家に入るなり、お光の前に座っていた男を薪で殴りつけてしまう。殴られたのは隣家の大工の息子で、継母との折り合いが悪いのを見かねたお光が呼んでいただけだった。

男が死んでしまったため、夫婦は死体を川に捨てようとするが、途中で熊五郎の弟分に出くわしてしまう。事情を聞いた弟分は、川に捨てるのは危ないから自分の家の床下に隠すのがよいと持ちかけ、二人はその通りにする。隣家の大工は後妻に去られたうえ息子も行方知れずとなったことを苦にして病に伏せ、そのまま亡くなってしまう。

隣家の跡を継いだ熊五郎は腕もよく仕事に恵まれて暮らし向きがよくなるが、やがてほかに女をつくり、お光との夫婦げんかが絶えなくなる。ある時、お光がかつての一件をつい口にしてしまい、それを役人に聞きとがめられて夫婦は捕らえられる。

証人として呼ばれた弟分は、床下にあるのはかわいがっていた飼い犬の亡骸だと申し立てる。役人が調べさせると本当に犬の骨が出てきたので、夫婦は無罪放免となる。実は弟分が、埋めた男の亡骸を川に流し、代わりに飼い犬の亡骸を埋め直しておいたのだった。

解き放たれた熊五郎が役所を出ると、一匹の犬が吠えついてきたので、「てめえも人間にされるな」と言い返す。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 古典・新作 落語事典瀧口雅仁丸善出版2016年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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