落語の演目

強情灸ごうじょうきゅう

滑稽噺長屋意地の張り合い見栄

友人の我慢自慢に張り合い、自分の腕により熱い灸を据えて強がってみせる男を描いた滑稽噺。

あらすじ

評判の灸を据えてきたという友人から、その熱さをじっと我慢してきたという自慢話を聞かされた男が、自分ならもっと熱い灸でも平気だと言い出す。腕の上にもぐさを山のように盛って火をつけ、我慢比べを始めた。

最初のうちは平気な顔をしていたが、火が回るにつれて熱さに耐えられなくなってくる。男は、昔釜茹での刑を受けながらも動じずに歌を詠んだと伝わる盗賊の話を持ち出し、自分もまだ我慢できると歯を食いしばってみせる。

それでもとうとう我慢しきれなくなり、もぐさを払い落として音を上げてしまう。友人に熱かったかと聞かれた男は、澄ました顔で答える。

男は「自分は熱くなかったが、昔の盗賊はさぞ熱かっただろう」と、悔しさを隠して澄まして答えた。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 古典・新作 落語事典瀧口雅仁丸善出版2016年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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