二人旅ふたりたび
腹をすかせながら旅をする二人が、謎かけや都々逸で気を紛らわせながら、たどり着いた茶店でも酒や料理をめぐってやり取りを重ねる。
あらすじ
気の合った二人連れが旅をしている。一人が腹が減って歩けないと音を上げはじめると、もう一人が気を紛らわせようと謎かけをしながら歩こうと持ちかける。二人でいくつも謎かけを出し合ってはしゃいでいるうちに、今度は謎の題が長くなってきたので、都々逸を詠み合ったり、言葉遊びの問答で興じたりするようになる。
そうしているうちに一軒の茶店が見えてくる。看板の文字の読み方をめぐって、飯があるのかないのか二人で言い合いになりながらも、ともかく店に入ることにする。酒はあるかと尋ねると、飲んで村を出れば酔いがさめるという「村さめ」という酒を勧められ、他にも似た名の酒があると聞かされた上で、一番ましだろうとそれを頼む。
口直しに何か食べる物はないかと尋ねても、卵は木の枝にできた巣から取ってこなければならない、どじょう汁は今からどじょうを捕りに行くなどと言われ、鉢に入った田螺の煮物も実は二年前の祭りの残り物だと言われてしまう。いよいよ勘定を払う段になり、二人が酒を水で割ったのではないかと尋ねる。
酒を水で割ったのではと尋ねる二人に、茶店の婆さんは「水の中へ酒を落としますだ」と答える。
この演目を調べる・聴く
- 国立国会図書館サーチ
この演目の本・速記本・レコードの目録。誰が演じ、いつ出たものかが分かります。
- 歴史的音源(れきおん)
戦前を中心とした録音。同じ演目を誰が吹き込んだかが並びます。
- 歴史的音源(自宅で聴ける分だけ)
上の検索を、インターネット公開されている音源だけに絞ったものです。
落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。
出典
- 『古典・新作 落語事典』瀧口雅仁、丸善出版、2016年
上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

