落語の演目

電話の遊びでんわのあそび

滑稽噺新作落語寄席と芸人

別題: 電話室、電話の散財

茶屋通いをやめるよう説得された大旦那が、電話を使って芸者の芸を楽しむ新しい遊びを思いつく噺。

あらすじ

毎日のように茶屋遊びに出かける大旦那を見かねて、若旦那と番頭が二人がかりで意見をする。金の心配はいらないと取り合わない大旦那だったが、番頭がやさしく間に入ってなだめると、しぶしぶながらいったんは遊びをやめると約束する。

ところが若旦那が店を出かけたと知るや、大旦那はさっそく茶屋へ出かけようとする。番頭が慌てて呼び止めると、息子にいろいろ意見をされた気晴らしとして、贔屓の芸者の歌声を、少しでいいから聞きたいのだと打ち明ける。

そこで番頭は一計を案じ、酒と肴を用意した上で、電話をかけて声を聞くという趣向を勧めてみる。大旦那はその思いつきをすっかり気に入り、家にある電話室から電話を通して、芸者や幇間の芸を心ゆくまで楽しみ始める。

昔の電話ならではの混線も時折交じりながら、大旦那はだんだんと気分が乗ってきて、電話の向こうの芸者に三味線を弾かせ、自分も負けじと大声で歌い出す。そこへ出先から若旦那が帰ってきて、父の思いがけない姿に驚く。

驚いた若旦那に「どうしたんですお父さん」と声をかけられた大旦那が、「お話し中」と答える。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 古典・新作 落語事典瀧口雅仁丸善出版2016年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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