落語の演目

試し酒ためしざけ

滑稽噺新作落語賭け

五升の酒を飲み切れるかどうかを賭けた大酒飲みの男が、あとで種明かしをする滑稽噺。

あらすじ

近江屋で働く男は大酒飲みで知られ、五升もの酒を一度に飲み干せるという評判が界隈でもっぱらの噂になっていた。それを聞いた尾張屋の主人が本当かどうか確かめたくなり、近江屋との間で飲めるかどうかを賭けることになった。

賭けの話を聞かされた男は、自分でも本当に飲み切れるか自信が持てず、少し考えさせてほしいと言っていったん表へ出て行く。しばらくして戻ってくるとやってみると答え、大杯に注がれた一升ずつの酒を五杯、すべて飲み干してしまった。

賭けに負けた尾張屋の主人は納得がいかず、そんなに飲めるからには何か仕掛けがあるのではないか、わざわざ外に出て行ったのにも何か訳があるのではないかと重ねて尋ねる。男はそこで、素直に種明かしをすることにした。

男は「表の酒屋で試しに五升飲んできた」と明かし、実際に飲めるかどうかを事前に確かめていたことが分かる。

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落語は演者によって筋やサゲの細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 古典・新作 落語事典瀧口雅仁丸善出版2016年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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