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講談の演目

伊予松山狸騒動いよまつやまたぬきそうどう

御記録物連続物お家騒動化け物悪人大名

別題: 松山狸問答、松山の狸騒動

側女を殿に召し上げられた家老が、神通力を持つ古狸と手を組んで松山藩の乗っ取りを図るお家騒動。

連続物(何席にもわたって続く長い話)。系統は御記録物(大名家に伝わる記録や御家騒動。金襖物ともいう。)

あらすじ

寛永のころ、伊予松山の松平隠岐守が道後温泉へ出向く。宿である梅屋の娘おさよを見初め、側女に召し上げる。ところがおさよは松平家の家老・奥平久兵衛の妾だった。久兵衛は隠岐守を斬って自分も切腹しようと決める。

ところが剣術指南役の後藤小源太から、国を手に入れろと助言される。小源太はかつて刑部狸という神通力を持つ古狸を退治しに行ったが、今はその狸と手を握っており、狸の力を借りて松山藩を手中にしようと考えていた。二人は隠岐守に毒を盛り、お家乗っ取りを進めていく。

成立と背景

享保の大飢饉をきっかけに文化2年(1805年)に起きた御家騒動が下敷きになっている。これを幕末の江戸で田辺南龍が怪談仕立てに作ったとされる。話に登場する隠神刑部は八百八狸を率いる狸で、平成6年(1994年)のスタジオジブリ作品『平成狸合戦ぽんぽこ』にも登場する。

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講談は演者によって筋や読み方の細部が変わります。ここに書いたあらすじは一つの形で、 実際の高座とは違うことがあります。

出典

  1. 講談事典瀧口雅仁丸善出版2023年

上の本で確認した事実をもとに、文章は寄席ミルが書き起こしたものです。本文の引き写しはしていません。

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